通りすがりにぶつかり、そのまま立ち上がれないほど酔っている真芝を介抱しようとした秦野は、強姦まがいに彼に抱かれてしまう。
真芝は同棲の恋人、井川に裏切られた腹いせに、たまたま同じ名前である秦野に八つ当たりをしたらしい。
その後も脅迫され、関係を迫られる秦野。
早く飽きてほしい、と思いながらも状況が変わらないことを受け入れあきらめて体を与える秦野に、真芝の気持ちは変化してきて……
ドラマCDから入り、ちょっと読んでみたくなった小説でした。
個人的には小説のほうがわかりやすかったです。
特に井川の悪役ぶりは、際立っていていっそ清清しかったです。
一見ひ弱でありがちな受けに見える秦野が状況を受け入れ、加害者である真芝にすら情を見せるようになっていく柔軟さを持っていることが何よりもの魅力でした。色っぽい。
また、そんな秦野を見ていらいらしている真芝もかわいらしかった。
彼が年下、というのもよかったです。
個人的には始めと最後の挨拶のような性描写よりも、中に挟まれている互いの心がすれ違うような切ないそれが好きでした。
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